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メルマガ【やさしい化粧品のはなし】をお届けします。 [スキンケア]

創業76年 日本唯一のスローコスメ「ゼノア化粧料本舗」から発行されている、「やさしい化粧品のはなし」をご希望の方にメルマガで配信しています。

肌のしくみ、お肌と化粧品の関係、化粧品の歴史と最新の化粧品事情を網羅したものになっています。

お化粧品は女性の方にとって、一生涯お付き合いをする、とっても大切な親友ですね。広告宣伝や、キャッチコピーに惑わされない、「賢い消費者」として、商品選択の確かな基準を身に付けることが出来ます。

現在、お肌のトラブルに悩まれている方にもぜひ読んで頂きたいメルマガです。その原因と対策がハッキリと分かる内容になっています。

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[登録後、2日ごとに配信いたします。]


はじめに・・・・・化粧品の現実

昭和20年代末から30年代初期にかけて、化粧品の原料と皮膚の関係を理論的にとらえ、合成界面活性剤と化学添加物が皮膚に与える毒性を化粧品公害と名づけて指摘したのは小澤王晃(たかあき)、ゼノアの創設者です。

シャンプーが合成洗剤であり、バリアゾーンをこわしていろいろな化学添加物を皮膚に入れてしまうこと、そしてシミやシワの大きな原因になっていることは今でこそ知られていますが、当時は見向きもされませんでした。

一方、このようにしてふえた化粧品公害が消費者の反発をまねき、添加物に対する批判や自然化粧品の流行を生みました。

化粧品の原料には油脂や石鹸が欠かせませんが、これらはみな酸化や腐敗しやすいので添加物が必要です。

そこで化粧品業界は、油脂のかわりに合成樹脂を、石鹸のかわりに合成洗剤を使えば酸化防止剤も防腐剤もいらないことを利用したのです。合成洗剤も合成樹脂も表示義務がないので「無添加です」「自然化粧品です」と宣伝できたのです。

粘り気はあるが油を使っていない乳液やクリームは、水溶性の合成樹脂または合成セルロース。ウォータープルーフのファンデーションや濡れた唇の口紅は、水に溶けない合成樹脂の応用です。

こうして今、女性は合成洗剤の洗顔フォームで顔を洗い、合成樹脂の乳液をすりこみ、合成樹脂製のファンデーションや口紅を「落ちないし、仕上がりもきれいだし」とよろこんで使っているのです。

話しはかわりますが、日本と欧米の化粧品の違いは、なんといっても、基礎化粧品がまったく異質であることです。

欧米の基礎化粧品はすべて保湿化粧品であるといっても過言ではありません。皮膚のバリアが弱い、つまり皮膚の水分が蒸発して逃げやすい人達が欧米という乾燥地帯に住んでいるので、特に乾期には皮膚がその負担に耐えかねて痛みさえ感じます。ですから皮膚に水を補給する保湿化粧品が普及するのも当然です。

だれも気づいてないようですが、欧米の「スキンケア」とか「スキンコンディショニング」は日本人の「肌の手当て」とはまったく違います。

皮膚が乾燥したら皮膚に水を注入すればいい、ですから彼らにとって合成界面活性剤は保湿剤でありスキンコンディショニング剤なのです。このようなことは欧米の化粧品成分事典を見れば明らかです。

欧米の保湿化粧品の基本形は、「合成界面活性剤の水溶液」に「合成ポリマー」を溶かしたものです。皮膚に合成界面活性剤の水溶液を注入するのです。日本人は合成物を嫌うので、水溶性コラーゲンのような合成ポリマーに変えることが多いようですが、皮膚が水でふくらむのでアンチエイジング化粧品だと称して高利潤をえたことは有名です。

化粧品のサンプルを使ってみると、しっとりと皮膚が潤います。一見若返ったような気がするでしょう。「植物の潤い成分が」などという説明書を見ると「なるほどねえ」と思うにちがいありません。

しかし、皮膚が求めている最高のクリームは、あなた自身の皮膚から分泌される皮脂です。その皮脂はべとべとして気持ちわるいのです。

皮膚には「つけると気持のわるい皮脂(親油性化粧品)が必要なのに、化粧品業界が開発し製造してきたのは「つけると気持ちのよい化粧品(親水性化粧品)だったのです。女性の乾燥肌が急増した理由がここにあります。

合成樹脂なら刺激がなく、かぶれない化粧品を作ることができます。しかし皮膚は合成樹脂にまみれて進化してきたのではありません。皮膚の環境が汚染されて、皮膚はますます弱くなります。すると一生、無刺激の合成樹脂化粧品しか使えない皮膚になり、皮膚の老化を早めてしまうことになるのです。

ここらで私たちは基本に帰って、化粧品はどうあるべきかを考える必要があるのではないでしょうか?

2005年9月
(株)東京美容科学研究所 代表取締役 小澤王春


以下配信予定を紹介させて頂きます。  

第1回.[クリームのすりこみ方]  
◯ヒフの中にクリームは入らない。

第2回.[化粧品は三つにわけて考えよう]  
○化粧品は基本を知っていなければ、正しい選択も使い方もできない。

第3回.[ヒフの壁は脂紙]  
○角質層は脂紙。脂紙を破るとヒフは不健康になって老化が進む。

第4回.[脂をとれば気持ちはいいが]  
○合成洗剤と合成樹脂は気持はいいが肌環境を破壊する。

第5回.[危険!しっとり型の洗顔剤]  
○しっとりさせる行為が逆にヒフを弱くする。

第6回.[乳液を下地にしてはいけない]  
○メイクやUVカット化粧品の下地は、脂気のある固めのクリームで。

第7回.[石鹸は生き物を殺さない]  
○石鹸は自然の産物。

第8回.乾燥肌は「びがんこ」で洗顔  
【ゼノアの頁】

第9回.[コールドクリームとバニシングクリーム]  
○クリームの歴史。

第10回.フリージアクリームは安全なUVカット化粧品  
【ゼノアの頁】

第11回.[どういう基礎化粧品を求めたらよいか]  
○化粧水+クリーム=皮脂に近い成分が理想。

第12回.クリームいろいろ  
【ゼノアの頁】

第13回.[アンチエイジング化粧品は保湿化粧品とおなじ]  
○静かに広がる第一次、第二次を上回る化粧品公害

第14回.[白濁するクレンジングは使うな]  
○クレンジングオイルは、合成界面活性剤をミシン油で薄めたタイプの合成洗剤。

第15回.[無水型コールドクリームの歴史]  
○固い脂はやわらかい油でマッサージして溶かして、ふき取り、それから洗えばよく落ちる。

第16回.固いよごれは、やわらかくした固い脂で溶かせ   
【ゼノアの頁】

第17回.[「植物性洗浄剤」という嘘」]  
○合成界面活性剤は石油から、というのはもう古い。

第18回.[合成樹脂がやって来た]  
○合成樹脂は今日の第二次化粧品公害を引き起こしている主犯。

第19回.[シミになる植物エキス]  
○植物を食べるのは安全、つけるのは危険という、植物と人間の不思議な関係。

第20回.ビューティ・シールドの応用  
【ゼノアの頁】

第21回.[自然化粧品の正体]  
○ヒフ本来の環境は親油性。オイルフリーはヒフの健康を損なうだけ。

第22回.[美顔術]  
○老化の抑止とメイク用化粧品の毒性の排泄がパックの目的。

第23回.剥離パック性美顔術  
【ゼノアの頁】

第24回.[メイクアップ]  
○メイクアップは下地を固めに仕上げ、メイクも固めに仕上げることが基本。

第25回.安全なメイク  
【ゼノアの頁】

第26回.[UVカット化粧品]  
○水っぽいUVカット化粧品は、肌に危険!

第27回.ヒフを強くするローションA30  
【ゼノアの頁】

第28回.[ピリピリするのはヒフの穴]  
○皮脂の働きによってヒフが丈夫になる。

第29回.傷んだヒフの回復・5段階法  
【ゼノアの頁】

第30回.[かぶれ]  
○かぶれとは異物を自然に排泄するヒフのシステム。

第31回.[ヒフの慣らし運転]  
○減感作法をすれば、かなりの確率で化粧品かぶれを防げる。

第32回.[年をとったら色黒に]  
○色白になるには新しいヒフを誕生させる方法が安全。

第33回.[クリームの使い方]  
○睡眠時は化粧品を一切落として寝るのが正しい。

第34回.[シャンプーが洗剤になった]  
○シャンプーは合成洗剤。キューティクルを溶かして髪を細く、弱
くする。

第35回.洗顔と洗髪、基本はおなじ  
【ゼノアの頁】

第36回.[リンス・イン・シャンプーとは?]  
○リンスもシャンプーも同じ原料。頭皮が弱くなり、毛根が減少する。

第37回.[今なぜポマードが必要か?]  
○髪と頭皮を守る整髪法とは?

第38回.[育毛剤の科学]  
○育毛剤には3つの基本がある。

第39回.そうこんA30  
【ゼノアの頁】

第40回.あとがきにかえて・・・・・美は食にあり  


配信希望の方は、こちらへどうぞ。

化粧品資料情報室【シオカ科学】


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